Waves Retro Fi / 手軽にビンテージ感を出そう！

2023年7月17日

ローファイとは、低音質やノイズなどをあえて取り入れることで、レトロやヴィンテージな雰囲気を出す音楽のスタイルです。
近年、ローファイ・ヒップホップやローファイ・ポップなどのジャンルが人気を集めています。
しかし、ローファイなサウンドを作るには、ビンテージ機器やテープレコーダーなどの特殊な機材が必要だったり、音質を下げるための細かな調整が必要だったりします。
そこで、手軽にローファイ化できるプラグインとして注目されているのが、Wavesからリリースされた「Retro Fi」です。

4つのモジュールを搭載

Device
アナログ機器ならではの独特な色付けを行うトーン・シェイピング・エンジン。独自に開発されたインパルス・レスポンスを搭載。
50年代／60年代／70年代／80年代を代表するトーンをワンタッチで再現する"Styler"ノブでタイムワープ。
"Squash"をグッと上げるだけで、年代別の特徴あるカラフルなコンプサウンドに仕上がります。

Space
ナチュラルなリバーブは入っていません。Retro Fiに搭載されたリバーブ（スプリング／プレート）は、サチュレーション多めでカラフルなクセの強い"レトロ"なリバーブ。このリバーブは個性的な奥行きと広がりを得られます。

Noise
60種以上の個性あるテクスチャを元にしたノイズ・ライブラリを収録。Waves独自のノイズ生成アルゴリズムによって、テクスチャはランダムに動作するので、ループ素材のノイズのような単調になりません

Mechanics
古いカセットテープやアナログレコードに感じるゆらぎは、パーツの経年変化や劣化によって起こる魔法のようなもの。
このモジュールではそんな"ゆらぎ"を2つの独立したエンジンで再現。

サウンドチェック

オリジナル音源

Vintage1

Vintage2

特長

250種類のアーティストプリセット搭載
ケンドリック・ラマー、マック・ミラー、ドクター・ドレー、デュア・リパ、ポスト・マローンなど、ヒップホップ、エレクトロニック・ジャンル、ロックなどのトップ・プロデューサーやビートメーカーが監修した250種類のアーティスト・プリセットを使用可能。

濃密なアナログ感とキャラクターによるオーガニックな質感
Retro Fiは単に複数のエフェクトを付加するだけではありません。アナログ機器特有の温かさやランダムな揺れを完璧に再現し、まるで生き物のようなゆらぎをトラックに付加することができます。4つのエフェクトセクションは直列にルーティングされているため、4つで1つのエフェクトユニットのように動作。

このため有機的に結合した温かい音楽的なサウンドが生まれるのです。