WAVES API550はAとBがあります。それぞれの特徴を挙げると
Aは1960年後期に制作されたコンソールのモデリングです。
3つの帯域に分割された15の周波数を各5段階に増減できるEQ(レシプロイコライザー)です。
40年以上現役で音楽現場で使用されていたのは各帯域が音楽的に意味がある証拠と言えます。
さらには高域および低域ではピークまたはシェルフを選択可能となっており、他の設定とは独立してバンドパス・フィルターをインサートできます
これが「APIサウンド」と呼ばれる独特な質感を出すことができます。
Bはオーバーラップも可能な4バンドEQです。
公式サイトが言うところの「甘くなめらかなアナログサウンド」を作ることが可能です。
特徴として最小設定時にはフィルター自動でQ幅を広げ、高い設定では狭くなる550Bの「プロポーショナル Q」独特の振る舞いも再現します。
オフィシャルサイトからの抜粋ですがマライアキャリー等を手掛けたエンジニア ニラジ・カジャンチ氏によると
「API550A & API550Bは僕のデフォルトのEQです。基本的にはAnalogは”OFF”にしてますけど、実機みたいに通すだけでHi-Midの音がかわります。タンバリンとかシェーカーとかで耳に痛い帯域が良くあると思いますけど、7k~10kあたりを2dBか4dBカットする事が多いです。後はバンドのレコーディングをしているとき、ドラムのタムのマイクにシェルフで2kを上げたい時に簡単にできるので、よくAPI550Bを使います。APIって音楽的なEQのポイントが選ばれてるので使いやすいですね。」とのこと
個人的にプリンスが好きで名曲「KISS」はAPIコンソールでミックスされたという話は知っていたので上記の題名にしましたが、ビンテージ機材は過去の名曲で使われたというエピソードがあるのでそういうのを調べて聴いてみるのも面白いですよね。
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