WaveLab Pro9がMSマスタリングに完全対応したことから、MSマスタリング処理された音がよりトレンドな音になっていくと予想されます。音が横へ横へと広がった曲がさらに増えてくるのではないでしょうか?
Brainworx社はまさにMS処理プラグインを専門に扱うソフトウエアメーカーです。
今回取り上げるbx_digitalは最近バージョン2からバージョン3にアップグレードされました。そこら辺もふまえて紹介したいと思います。
まずツマミの多さに圧倒されますね。ビンテージモデリングでツマミが少ないプラグインが人気の中、digitalと名付けるだけあって、細かい設定が可能になっています。
ただ良く見ていくと基本はEQをメインとしたプラグインだと分かります。左側が「モノラル」右側が「ステレオ」MSそれぞれ分けてEQをかけることが可能です。2台のEQが搭載されているとわかればツマミの多さも苦にならないと思います。
左右のEQを除外するとこのプラグインの特徴が見えて来ます。
まず中心部「Stereo Width」広がり(ステレオ感)を調節するツマミです。この機能の評判が非常に良いです。ただ横に広げるだけでなく、どうやら合わせて奥行きも調整してバランスを取っているようです。(ちなみに400%まで広げられます)
さらに中心部の真ん中あたりに「Mono Maker」というツマミがあります。低域(キックやベース)を広げるとモコモコ鳴っちゃうので、ここで低域をモノラルにして音にしまりを出します。
最後にV2からV3の変更点ですが、フィルターカーブが固定だったのが、選択できるようになりました。
またプロポーショナルQが搭載されました。(ほんの少しブースト/カットした時は、なだらかな広いQ。大きくブースト/カットした時は、細めで鋭いQを自動設定)
Desser部がダイナミックEQに変更さえれました。任意周波数にコンプをかける事が出来ます。

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