クリップ・エフェクト機能(HDのみ)
単体または複数クリップを同時に選択して、インプット(トリム及び位相反転)、フィルター、EQ、ダイナミクスなどの処理をする機能です。
この機能は、ロケ現場の異なる収録音声の整音、ナレーション/ダイアログ編集、ボーカル・コンピングといった作業時に、各テイクのニュアンスを揃える為のEQ/ダイナミクス処理を行う際に便利です
クリップ・エフェクト・ウインドウは、編集ウインドウ上部に表示され、クリップ・エフェクト・アイコンをクリック、またはショートカットのoption-6(テンキー)で素早く呼び出すことができます。
レイヤー編集機能
レイヤー編集モードでは、クリップが重なって表示された場合に、これまでのPro Toolsとは異なり、下層クリップのデータを維持しながら編集を実行する為のオプション機能です。
「レイヤー編集」モードに入るには、ツール・バーに新しく追加されたレイヤー編集オプションをオンにします。
「レイヤー編集」モードをオンにすると、新たにクリップを重ねた後に、移動やトリムを行なっても、下層レイヤーにあるクリップが、本来持っていたそれぞれの境界線を維持したまま編集作業を継続することができます。
レイヤー編集モードをオンにした場合の挙動を確認してみます。
例えば下記のようなクリップのレイヤーの場合
該当クリップをグラバー・ツールを使って移動する場合、下図のように下層クリップの境界線は、元のまま維持されます。
グラバー・ツールでクリップを選択しカットした場合も同様に、下層クリップの境界線が元のまま現れます。
トリムした場合も、下層クリップの該当箇所が、元の状態で表示されます。
レイヤー編集モード時には、クリップ上に別のクリップが重なった際、そのクリップを移動/トリムすると、下層クリップのデータも透過表示可能となり、編集時に適切な場所へ移動/トリミングすることが、より簡単になりました。
レイヤー編集モードは、オーディオ並びにMIDIの両クリップ・タイプに有効です。
レイヤー編集モード時には、ひとつのクリップ上に別のクリップが置かれている場合、完全に覆い被さった状態でない限り、上部のクリップを削除すると下層クリップがそのまま表示されますが、「Command(Mac)/Ctrl(Win)+Delete」で削除を実行すると、レイヤー編集モード・オフの時と同じように下層レイヤー・クリップの該当範囲まで含めて削除することが可能となります
その2に続きます
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