たぶん世界のスタジオで一番使われているであろうコンプレッサーが1176です。
元々はハードウエアですが、最近はモデリングソフトとしてもよく使われています。
色々なメーカーから発売されていますが、名前に「76」とついていたら
1176のモデリングソフトとして判断して間違いないと思います。
なぜここまで業界標準になる程広まったのでしょう?
1176の歴史を語ると長くなるので割愛しますが、
まずは、世界初のオールトランジスタのコンプレッサーだったこと、
そしてその音が非常に音楽的だったことだと考えます。
僕が考える名器の条件は、つまみやボタンをどういじっても音楽的、
つまりは使える音に変化するというものです。
まさにこの1176はどういじっても音楽的な音に変化させるのです。
つまみが4つボタンが4つしかありませんが、長い歴史で色々な使い方が発明されました。
一番使われるのがボーカル、そしてドラム、ベース、ピアノ等、普通のコンプレッサー的な
使い方から、音を激変させる個性的な使い方まで色々な使い方があります。
そのオーソドックスな使い方から、激変させる使い方まで紹介していきたいと思います。