WAVES SoundShifterを使ったEDMのピッチの上がるFillの作り方

WAVES SoundShifterはテンポを変えずピッチを上げるのに非常に優秀なプラグインです。
例えば制作途中でピッチを1上げたいという場合、MidiだとトランスポーズでOKですがオーディオファイルはこれをインサートすれば違和感なく上げられます。こういった用途がメインだと思いますが、今回はEDMでよく使われるピッチがだんだん上がっていくスネアフィルの作り方を紹介したいと思います。

よく使われるのがTR909系スネアです。これを16符で連打します。(好みですが4小節が多いです)
MIDIでサンプルを鳴らしても、オーディオファイルを張り付けても構いません。
最終的にバウンスして1本のFillトラックを作ります。(これだけでもFillとしては成立します)

ここにSoundShifterをインサートします。
Ratioで気持ちの良い位置を探ります。大体6あたり(1オクターブの半分)あたりが心地よいです。
オートメーションでRatioの上がり具合を書きます。後半に急激に上がるほうがそれっぽいです。

Modeでピッチシフトのタイプを選びます。
スネアの場合は「transient」が良いと思います。

以上です。非常に簡単にあのサウンドが得られますね。
これはシンセのRiserにも応用がきく手法です。ぜひ試してみてください。

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