クリップがオーバーラップした際の「消去」回避オプション
初期設定に、編集または録音時にクリップが完全に重複した際に、下層クリップがタイムライン上から「消去」されることを回避する為の2つのオプション(「編集で完全重複されたクリップを別プレイリストに移動」と「録音で完全重複されたクリップを別プレイリストに移動」)が加わりました。
また、「コピー/移動の表示」をオンにしておくと、プレイリスト展開時に、重なったクリップが、どのプレイリストに送られるかを、リアルタイムに視認することもできるようになります。
「完全重複されたクリップを別プレイリストに移動」チェック時には、複数のクリップにまたがってオーバーラップするように録音/編集された場合でも、常にそのオーバーラップされたクリップがまとまった形で、有効な別プレイリストに送られるようになります。
クリップ・オーバーラップ時のビジュアル・フィードバック
「表示メニュー」上の「クリップ」コマンドから「オーバーラップ」をオンにすると、クリップが重なっている事がわかるよう上部のクリップの端に「影」が表示されるようになります。
「表示メニュー」上の「クリップ」コマンドから「Overwrite Indicator」をオンにすると、タイムライン上の外側にあるクリップが、編集時にオーバーラップした際に「警告」表示が現れるようになります。
初期設定で「編集時に重複クリップを別のプレイリストに送る」をオフにすると、赤色の警告表示が現れ、そのまま作業を継続すると、下層クリップはオーバーラップされタイムライン上から消去されます。消去されるのを回避したい場合は、その編集/取り込みを中止するか、別のトラックに移動して作業を継続します。
その4へ続きます
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