izotope Ozone10 新機能使ってみた感想

インテリジェントなアダプティブ・マスタリングEQ『Stabilizer Module』

より自然でクリアな音に。もしくは問題のある周波数を制御、激しすぎる部分を抑えつつトランジェントをスムーズにし、洗練された結果をもたらします。

とのことですが、今CD用にマスタリング中のよーこにゃんの新曲で試してみました

Ozone10なし

Stabilizer Module 100%

極端に100%設定にしたので音のバランスは崩れていますがStabilizerを入れると全体的に音が丸くなる印象ですね
ボーカル成分が出っ張りと判断されたのか抑えられています。
パーセンテージを調整しながらいじると滑らかに音のバランスが取れる機能というのがわかりました。

音楽的なムーブメントを付与 『Impact Module』

繊細なダイナミクスを直感的にコントロールすることで、トラックのリズムとフィーリングを向上させます。4つの直感的なスライダーは異なる周波数帯域に対応しており、ミックスに生命を吹き込み、サウンドにパンチとダイナミックな空間を追加したり、トラックを馴染ませ厚みのあるサウンドにすることが簡単にできます。

Ozone10なし

Impact Module 100%

トランジェントが付いていますね帯域ごとに設定出来るのでKickとSnareの帯域にパンチを付けてみました。
効果はわかりやすいですね

プロのマスターにマッチ -『Improved Master Assistant』

トーン、ダイナミクス、ステレオ幅への画期的なマッチング技術により、チャート上位のヒット曲やお気に入りのリファレンス・ファイルのサウンドを簡単に実現できます。 さらにAssistant Viewのユーザーインターフェースが刷新され、スタート・ポイントのカスタマイズがこれまで以上に速くなり、Tonal Balanceカーブもより簡単に視認できるようになりました。

Ononeなし

Ozone10 EDM設定で自動マスタリング

今まではTonal Balanse Controlとにらめっこだったのが一体化してかなり作業効率が上がりました。
ロー成分がナチュラルに持ち上がりEDMサウンドにしてくれました

トラックを引き立てる - Magnify Soft Clip (in Maximizer Module)

新しい『Magnify Soft Clip』は、原音を維持しながら、ラウドネスをブーストします。無数のヒット作に使用されているMaximizerのIRCアルゴリズムをブーストするsoft clipperを使用して、あなたのトラックを引き立てます。

Ozon10 自動マスタリング

Ozone10 Soft Clip 50%

わかりやすく音圧が上がりましたね。デジタルでも音が割れることなく音が潰れる(音圧が上がる)のがこの機能だと思います。
新機能のひとつと謳う程なので技術的に進化していると信じたい機能ですね。

モノラルからの進化 - Recover Sides (in Imager Module)

サイドを失うことなく、ステレオ幅を狭める。イマーシブオーディオの技術を活用した新機能『Recover Sides』は、ステレオ情報をモノラルで維持するため、ワイドベースなどの問題周波数を絞り込む際にも、奥行きとパワーを維持することができます。

Ozon10 自動マスタリング

Ozone10 Recover Sides -3db

ステレオ幅を狭めてもイメージが変わらないというのが売りなので、スピーカーでは印象は変わりませんでしたが、ヘッドホンで聴くと確かにステレオ幅が狭まっていました。その分キックもモノラルに近づいたのでパンチが出て聴きやすかったです
EDMのMSマスタリング・サウンドが流行ってどんどんステレオ幅が広がっていく中、今度は印象を変えず狭める事により低域のパンチを出すサウンドが主流になってくるのかもしれません。20年前の音圧戦争が終わったように・・

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みんなが知りたいOzone9とどう変わったのか

自動マスタリングで9と10の聴き比べをしてみましょう!

Ozone9自動マスタリング(ストリーミング)調整無し

Ozon10自動マスタリング(ストリーミング)調整無し

印象はかなり変わりましたね。確かにOzon10のほうがボーカルの音がシルキーな印象です。逆にOzone9のキラキラ感がなくなったきがしますが。
自由度がより高まった分ここからスタートして好みの音質に近づけていくという使い方がベストだと思います。

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