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UJAM Beatmaker EDEN・HYPE・KANDY|ダンス・EDM・ポップのビートを作例で紹介

EDEN・HYPE・KANDYは、どれも電子音楽向けのBeatmakerですが、得意な音楽はそれぞれ違います。この記事では各製品のジャンルに合う作例を通して紹介します。
EDEN:4つ打ちダンスミュージックのファーストチョイス
4つ打ちのダンスミュージックを作るとき、僕はまずEDENを立ち上げます。10種類のキットと豊富なグルーヴを組み合わせて鳴らし、イメージに近いものや「これ、ありだな」と思えるものを探すところから制作が始まります。
EDENの良さは、EDM系の曲にすぐ使える音色とフレーズが揃っていることです。いくつか組み合わせを試すうちに曲の方向が見えてくる。僕にとってEDENは、インスピレーションを得て、曲のイメージを素早く決めるための道具です。
今回のデモでは、おすすめキット「Gravity」とグルーヴ「Club House」を使用しました。フル→ドラムのみ→ドラム+ベース→ドラム+ベース+シンセの順に聴けます。完成形を聴いてから楽器が加わる流れを追うと、EDENのドラムが曲の土台をどう作るか分かります。
グルーヴの方向が決まったら、EDENのパターンをMIDIとしてDAWにドラッグ&ドロップします。そこから音を差し替えたり、音を加えて厚みを出したりして、自分の曲に合わせて仕上げます。出発点はEDEN、完成形はDAWで作るという使い方です。
EDENを最初に紹介したのは、僕の制作では4つ打ちダンスミュージックのファーストチョイスだからです。キットとグルーヴを鳴らしているうちに「この方向で作ろう」と決まる。その速さと、アイデアを引き出してくれるところに、いちばん価値を感じています。
HYPE:ハウス/フェス系EDM
HYPEはEDENと姉妹のように近い音源ですが、僕の中では使い分けがはっきりしています。EDENよりも909系を思わせる、粒立ちのあるキックが欲しいときはHYPEを選びます。4つ打ちの土台を鳴らした瞬間に、ハウスミュージックらしい空気感が出てくるところが魅力です。
特に相性がいいのは、跳ねたリズムのハウスピアノ。短く刻むピアノのフレーズを重ねると、HYPEのドラムが持つ推進力が生きてきます。僕がハウス・リミックスを作るときは、迷わずHYPEからスタートします。まずキットとグルーヴを鳴らして、曲の方向をつかむ使い方です。
Riserも、制作中によく使う機能です。ハウスでは展開の切り替わりに短いフィルが欲しくなりますが、HYPEならRiserを加えるだけで次のセクションへ自然につなげられます。ドラムパターンを選ぶところから展開のきっかけを作るところまで、ひとつの音源の中で素早く試せます。
今回の参考音源では、お気に入りのキット「Bounce」とグルーヴ「Someone」を使いました。フル→ドラムのみ→ドラム+ベース→ドラム+ベース+ピアノの順に収録しました。まず全体を聴いてから、ハウスらしいリズムの土台にベースとピアノが加わる変化を聴き比べてみてください。
KANDY:ダンスポップ/エレクトロポップ
EDENとHYPEがクラブミュージックに向いているのに対し、KANDYはチャートを意識したポップス向けのBeatmakerです。音のキャラクターが明るく、エレクトロポップを作るときに相性が抜群。僕なら、K-POPのように明るく華やかなダンスミュージックを作りたいときに選びます。
KANDYの特徴的なコントロールが「Sweetness」です。名前から甘い音を足す機能を想像するかもしれませんが、役割はドラム全体の音の輪郭と迫力を整えること。UJAMによると、マルチバンド・コンプレッションとトランジェント処理を組み合わせ、ドラムがミックスの中でも前に出るようにします。ポップスの華やかな音数の中で、よりパンチのあるドラムを得たいときに役立ちます。
参考音源は、フル→ドラムのみ→ドラム+ベース→ドラム+ベース+プラックの順です。完成形を聴いたあとに音を一つずつ加えていくと、KANDYの明るいドラムがベースとプラックをどう支えるか分かります。
EDEN・HYPE・KANDYはどう選ぶ?
4つ打ちのEDMを素早く組み立てたいならEDEN。909系の粒立ちとハウスらしい空気感が欲しいならHYPE。明るく華やかなエレクトロポップやK-POP風の曲ならKANDYを選びます。どれもキットとグルーヴを鳴らすだけで曲の方向を探れるので、まずは上の聴き比べ動画と作例を聴き、作りたい曲に近いものから試してみてください。
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